タイ・スリランカ・日本世界三蔵評議会は東京大学農学部第一講義室で2008年9月13日10時半から「三蔵研究とデジタル・ウェブ技術」という演題で講演会を開催しました。この講演には日本の秋篠宮殿下とタイ国のチュラポン・マヒドン王女妃殿下のご臨席のもと行われました。また多くの日本とタイ国の貴賓のご来場を得ました。今回の講演は1956年ミャンマーで開かれ、ビルマ文字で出版された第六結集版をもとにローマ字で刊行するという目的のもと設立された「世界三蔵プロジェクト」の活動の一環として開催されたものです。「ローマ字版パーリ三蔵」の初刊行本は2005年にコロンボで故がラヤー二ウダナ妃殿下によって贈呈され、その後世界各地で数セットが寄贈されました。この2008年9月10日には、チュラポン・マヒドン王女妃殿下はかつてチュラロンコーン・チュラチョムクラオ王が本として刊行された世界最初のタイ文字パーリ三蔵教典を保存してきた東京大学を含む14大学や教育機関に今回寄贈されました。かつてのタイ文字パーリ三蔵教典は世界各地に260セット寄贈され、日本にはその内の30セットが寄贈されました。今回の講師である遠藤敏一氏はスリランカ国ケラ二ヤ大学の教授です。今回の講演はパーリ三蔵研究に有益なデジタル技術やウェブ技術に焦点を合わせたものです。またパーリ三蔵研究の今後の課題なども含まれている。講演と同時に「世界三蔵プロジェクト」の活動なども紹介されています。
Thursday, October 16, 2008
Press Release Tipitaka Lecture, Japan 2008
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